Jun 24, 2025

同社は、メディア・コンテンツ業務を中核事業である国内ソリューション、海外ソリューションに次ぐ新規事業として取り組み、2010年3月に猿楽庁、2015年1月にキュービスト、2019年11月にCREST、2020年10月にカラフル、2021年8月にPanda Graphicsおよびデルファイサウンド、2022年11月にSANETTY Produce、2022年12月にアクアプラスを子会社化した。エンターテインメント業界において著名なこれらの会社を2023年2月から「株式会社HIKE」として経営統合し、2024年1月にはしいたけデジタルを子会社化した。 アクアプラスは、メディア・コンテンツの中核会社であるHIKEの子会社として、ゲーム開発・販売に取り組んでおり、6月26日に発売予定のリメイク版『ToHeart』（PC / Nintendo Switch）は順調に予約数を伸ばしている。一方、コンテンツ産業の大規模化と競争激化に伴い、この分野において競争力のあるポジションを獲得するためには、従来以上の先行投資を継続的に実施しなければならない事業環境にあると認識しており、メディア・コンテンツの収益化に更なる先行投資と時間を要する中、HIKE のマネジメントバイアウト（MBO）に合意し、アクアプラスについても同様の理由で同社グループ外へ株式譲渡する方針を決定した。 アクアプラスは、HIKEの子会社だったが、IPを中心としたBtoC、BtoB双方向けエンターテインメント360°サービスの展開を進めるHIKEに含めて異動するよりも、HIKEから切り出して単一のゲーム開発会社として譲渡する方がより幅広い相手先に検討してもらえる、ひいてはアクアプラスとのシナジーがより見込める相手先に譲渡できる可能性が高まると判断し、同社を直接子会社とし、同社単体での株式譲渡を検討することとなった。現在、複数の企業と交渉中であり、同社の企業価値向上のためによりシナジーの見込める相手先への株式譲渡を進めていく。 なお、現時点で株式譲渡に関する時期などは未定となっているが、詳細確定次第、速やかに発表する方針だ。